脇見運転　心の旅

　くるまの免許証を返納すると、不自由で淋しくなりますね。行きたいところに自分で行けない。わたしの場合３５年間無事故無違反、優良運転で、浜松東警察署長表彰も受けました。「まだ乗れる」そう思っていた矢先、だいぶ前だが友達が「７０歳になったのを折に返納したよ」と、歩いて見えたので、考えさせられた。
　息子たちに相談したことろ、「何かあると、取り返しがつかないからね、人様に迷惑が掛かってもいけない、そう思いだした時が潮時というものさ」というから、更新せずにいて乗るのはきっぱりやめた。免許証は、わたしが生きた証拠として返納せずに今でも記念に持っている。自然消滅！

さて、くるまに乗れなくなると不自由だね。あれほど、思い立つと、どこにでも乗り回していたものが運転できなくなった。定年後は、好きな時に好きなところに行って、好きなものを食べ、そこで出会った方とお話しする、ブログの取材にかこつけてね。それができなくなると、毎日が空虚になり、こよなく淋しい。

やがて来る、どんな人にも必ず！そんな時に備えて趣味を持つのがいいと思う。特に男性の場合、粗大ごみ、にならないためにもね。

写真、絵画、彫刻、音楽、文芸、ゲーム、なんだっていい。それを実践している方が、わたしの友人にいる、実際いるのです。立派だな、思うがわたしにはできない、せいぜい一つか二つです。

歳を重ねると、それからはすべて「自己責任」どんな生き方をするか、わたしには、わかりません。でも、時だけは無常に今日も流れてゆく。