年金の話

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定年族のわたしには、年が明けると「老齢厚生年金決定通知書」なるものが届く。コンピューターで処理された味もそっけもない通知だが、それには「お待たせしました」と言った風情があり、この時ばかりは「お待ちしていました」と、年甲斐もなく純情な気持ちでワクワクして封をあける。金額が記載されていて、ひと目40年働いたわりには少ないなぁ・・と思ったりして・・それにしても、健康保険料や介護保険料が多いなぁ・・

今、世間を騒がしている、議員の先生方、われわれと違って厚生年金と議員年金のダブル支給があるんだよ、 それでも裏金つくりの細工をするのかねぇ・・

話はそれたが、何と言ってもこの年金だけはありがたい。固定的性格があって、計画がたてられる。でも前回頂いた分は胡散霧消、何に使ったか、記録も記憶もない(笑)

わたしの人生も道は急に険しくなった。旅仲間もポツンポツンと減り、心細くなってゆく。息は切れ、足腰は痛み、身体のあちこちに故障が出てくる。見上げると頂上は霧がかかり不透明だ。
まぁいいや、どこまで行けるか心配するより、足元の草花を楽しみながら歩いて行こう。
苦しい代わり、もう先を競って走ることもない、生臭い「欲」を捨てれば楽になる、あとのことは、もう心配すまい。