梅に思う

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梅は中国原産の落葉高木で、かなり古い時代に日本に渡来した。
和名は、「鳥梅」、中国語の発音で、「wоmei」に由来するらしい。本来より、食に関し、塩梅(あんばい)という言葉があるが、料理の中で大きな役割をもつ塩と組み合わされ、五臓の働きを調整、調和する薬として用いられた。

梅干しの歴史は古く、平安時代に、息切れの薬として珍重された。梅干しが庶民のものとなったのは、江戸時代に入ってからと言われる。

後醍醐天皇の頃、右大臣であった菅原道真が大宰府に流される時、自宅の紅梅をいつくしんで「東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」と詠んだ。以後、梅は天満宮や天神様の象徴となったと言われる。

ここらでは、大須賀の清水邸の梅が有名です。わたしは、毎年のように季節になると、お茶をいただきながら行ったものです。
梅の季節は過ぎましたが、しだれ桜も有名、是非、訪れてください。


       これは梅の木ではありません。