納税の優等生・たばこ

今でこそ、たばこは「悪の権化」のような言われていますが、明治初期、日本専売公社ができてからというもの、たばこは納税の優等生でした。何しろ定価の半分以上は税金ですからね。

それで、たばこにまつわる民話をひとつ(笑)

昔、むかしのお話しです。富山のくすりやが木賃宿に泊まりました。ここの宿は、夜な夜な狐が若い娘に化けて旅人からお金をだましとります。

この日も、くすりやは、宿にとまり一杯していると、娘に化けた狐が出てお酌をしてくれました。「ハハア・・これだな、うわさの狐は・・」と気づいたくすりやは「ところで娘さん、あんたのいちばん嫌いなことは何だね」と聞きました。「わたしは、たばことその煙」くすりやは「わしはお金と饅頭がこわい」といって、娘に化けた狐に、たばこの煙をフッーと吹きかけました。びっくりした狐は急いで逃げて行きました。

その夜のことです、どさっという音がするので見ると部屋にお金と饅頭が投げ込まれていたそうです。         オシマイ

                        
納税の優等生・たばこ


 
この記事へのコメント
楽しいお話ですね。
子どもの頃、富山の薬売りが来るのが楽しみでした。
きれいな色の紙風船を貰いました。
どこの家庭も回っていたんですよね。
Posted by とまとむらとまとむら at 2024年03月30日 19:27
  こんばんは!

薬の販売免許の中には、薬剤師、登録販売士、配置販売業とあります。昔か
ら富山は配置販売が盛んでした。このお話は、その頃の話で、たばこ百話に
出てきます。そうなんです、昔は薬局もない頃、配置が盛んでした。紙風船
もお土産にくれたものです。なつかしい、いい時代でしたね(笑)
Posted by どんぐり70どんぐり70 at 2024年03月30日 19:42
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    コメント(2)